2014年に介護福祉士法の改正により、
一定条件下での介護職員等による喀痰吸引等が可能となりました。
医療的ケア(喀痰吸引等)を担当する介護職員等に指導する指導看護師になるための
1日完結の講習を担当しました。
この講座を終了すると、
指導看護師を目指す看護師の方は、
実務者研修医療的ケア、喀痰吸引等研修の講師になることができます。
具体的には、
制度概要、
感染予防・安全管理、喀痰吸引や経管栄養に関する基礎的知識、
実施手順及び指導・評価方法を介護職員等に対して指導するポイントをお伝えします。
参加頂いた皆さんは、
全員、
経験豊富な看護師さんばかりです。
経験豊富であるからこそ、
ここで大きな壁にぶつかります。
医療職の間で使われている「言葉」です。
医療用語であり、
一般的には使われていない言葉ですが、
使っている医療職は、
それを「当たり前」のように使ってしまう癖に気づかないことです。
相手が理解できて、
相手の尊厳を傷つけず、
やる気になれて、
手技を身につけて頂くことが大切であることから
理解していただきました。
医療者は、
上から物を言ってしまいがちです。
そのつもりがなくても、
強圧的な態度を取ってしまいます。
1日のお付き合いですから、
短い時間の中で、
たくさんのことをお伝えしました。
とても熱心で、
質問が多く、
理解して頂くための方法に
取り組む姿が、
受講生の皆さんのレベルを上げていきました。
現場に戻り、
1つでも、
今日の学びを活かしていただける事を願います。