アドラー心理学とは

<アドラー心理学について>

「アドラー心理学」とは、ウィーン郊外に生まれ、オーストリアで著名になり、晩年はアメリカを中心に活躍したアルフレッド・アドラー(Alfred Adler、1870-1937)が築き上げた心理学のことです。
欧米では、「個人心理学」(Individual Psychology)と呼ばれていますが、日本では「個人」と言うと、「社会」と対比した個人のための心理学のニュアンスが強いので、「アドラー心理学」で通っています。

 

アドラー心理学の基本的な考え方(理論)の概略は、以下のとおりです。

1.人間の行動には目的がある(目的論)
2.人間を分割できない全体の立場から捉えなければならない(全体論)
3.人間は、自分流の主観的な意味づけを通して物事を把握する(認知論)
4.人間のあらゆる行動は 、対人関係である(対人関係論)
5.人間は、自分の行動を自分で決められる(自己決定性)
6.人間の生き方には、その人特有のスタイルがある(ライフ・スタイル)