(6)「おうちにいる時に〜日常生活編〜」 2016、5、16
試合は緊張します。
試合前に励まされて
「よぉ〜し!!!」
とコートに立っても、
相手の選手は自分より強く見えるものです。
そして、
個人種目でも、
チーム種目でも、
どんなに周りから声をかけられても、
誰よりも
自分のことを一番信じることが出来るのは「自分」です。
先日、息子が練習試合に参加しました。
彼を送るときに私は、
「がんばってくるのよ〜!」とはいいません。
「かんばる」
「かんばって」
の言葉は、
使い方によって、
時には、
「勝つのよ!」
「勝ちなさいよ!」
と指示的なメッセージが隠れている気がしてならないのです。
現に、
試合に向かう子どもたちは、
すでに「がんばっている」のですから。
では、何と言って送るかというと・・・
「楽しんでおいで〜」
と手を振ります。
そう!
勝っているとき、「よっしゃー」っていう自分も、
負けていて、「ヤバい(汗)」っていう自分も、
どんなときも楽しめる心を持って欲しいのです。
もちろん「勝つ」意識も大切ですが、
どんな状況も楽しめることを知ることで、
どのような結果であれ、
子どもたち(選手自身)が、
前進的な、適切な行動を始めます。
練習試合でもそうです。
今日はどう楽しめただろうか?
「練習試合が終わったら、すぐ帰ってくるよ!」
と行って出かけて行った息子を
心待ちに待っているにも関わらず、
帰ってこない!!!
あれ〜〜?????
嫌な予感。。。
予定より4時間遅く帰って来た息子は、
「大負けして、練習して来た。」
とポツリと言ったまま、
布団から出てきませんでした。
こんなときに、
私たちが出来ることは、
「声をかけないこと」
だと私は思っています。
一体何があったのか知りたいですよね!
どんな試合内容だったのか知りたい!
ですが、
いつもの呪文
「この子は、困難を克服できる」
を自分自身にかけて、
聞きた気持ちをグッと飲み込みます。
布団の中で
しっかり、
自分と向き合っている最高の時間です。
彼は、勇気づけ「困難を克服する活力」を持っていますから、大丈夫。
もし、活力が足りなかったら、
私のところに来てくれるでしょう。
次の日のお休みは、自主練習に行ってくると出かけて行きました。
毎週行われる練習試合。
息子は何を学ぶでしょう?