(19)大きな変化
卓球を始めて3年目の次男から、
初めて、
「練習に付き合ってほしい」と言ってきました。
ごく普通の会話ですが、
私は少し違って受け止めていました。
昨年から、
思春期と重なり、
感情の起伏が激しく、
少し落ち着いたかと思うと、
思いのままの感情をぶつけてきました。
彼の不満もイラつきの元も、
私にも納得できましたから、
私自身の感情は乱れることはありませんでしたが、
彼の持ち味が活かされないことが残念でなりませんでした。
2日前に練習に付き合って欲しいと言う彼は、
今週末の大会に向けて、
以前にも増して「勝つ」ことに、
こだわりを持ち始めた空気を感じました。
この1年間、
これだけの力を持っているのにも関わらず、
練習に対して手を抜いている姿に疑問を感じていました。
でも、今回は違いました。
時間を惜しむように、
ボールに向かい、
黙々と練習している姿を目にして、
「自分自身で練習するぞ!」
と決めた時の力は輝いているな〜
と思ったのと同時に、
私たち大人が、
「練習したらいいのに」
と思うタイミングと、
本人が、
「練習するぞ!」
と考えるタイミングが、
こうまでもズレているのかと笑えてきました。
このズレに気づかずに、
何やってるんだ!
と言ったとしても、
「勝つ」練習はできないな。
ふとそんなことを感じました。
ここまでやってきた練習が何らかの形になって、
今までのことが無駄ではなかった、
と言える日が来てくれることを
心から願います。