オーラが見える!
RADIANT SMILEの笠原 睦美です。
前回のブログに
試合に向かう子どもにかける言葉〜前夜編〜に引き続き、
今回は、
試合に向かう子どもにかける言葉〜当日編〜です。
会場に到着すると、
選手と指導者と付き添う親達でいっぱいでした。
緊張の面持ちの先輩の中で、
息子は終始笑顔いっぱいの明るい顔をしていました。
色々な先生が集まっていますから、
いいか!全力出すんだぞ!今までやってきた事思う存分出すんだ!
何をビビってんだ!しっかりしろ!
今更緊張するな!
ある先生は、
いいか!最低でもベスト8に入るんだぞ!
それ以下は許さんぞ!ベスト8以上狙うんだ!いいか!ベスト8だぞ!
この指導受けていた2人の女子生徒が、
指導者の顔ではなく、地面を見続けている後姿に、
もしベスト8に入れなかった時、彼女は何を思うのだろう?
そしてベスト8以上になった時彼女は何を感じるのだろう?
その先を決める試合に、彼女は「よし!」という気持ちでいくのだろうか?
私の中に様々な疑問が生まれてきました。
そんな光景は、あちらこちらにありました。
息子にとっては、
初めての大きな大会ですから、
この1,000人近く集まった人数に気を負いをするのは仕方がないだろう
と私たちは予想していました。
ところがところが、
試合前の全体練習も、
廊下を歩く姿も、
開会式の姿も、
大きく見える息子がいました。
主人曰く、
「あいつ、みんなの先頭を歩いてるぜ!」と。
試合が始まるまで約2時間あったのですが、
彼は終始笑顔でリラックスし、
周りの先輩といつもと変わりない姿で話をし、笑い声をあげていました。
「お前緊張しないのか?相手は強いかな〜俺緊張してる・・・。」
そう話す先輩に
「自分以外の選手はみんな相手が強いと思うんだぜ!
試合してみたら意外にたいしたことないらしいよー。兄ちゃん言ってたからホントだよ。」
横で思わず吹き出す私でした。
さぁ!いよいよ息子の番です。
私たちはこう声ををかけて息子を送りました。
「この時間を楽しんでおいで!いってらっしゃい!」と。
「うん!」
満面の笑顔でした。
そして試合へ向かうしろ姿は、まるでオーラが放たれているようでした。
試合の準備に入った息子は、スタンドにいる時とは大きく変わっていました。
キリッとした表情、
そして背筋を伸ばし、
この緊張を楽しんでるようにも見えました。
「私は、この子の母親になれて幸せだなぁ。」
胸がいっぱいになりました。
息子が特別なのではありません。
これが子どもたちが無限の可能性を持つ本来の力なのです。
子どもたちは、知識も経験も浅いですから、
大人の関わり方1つでグンと変わるのです。
さあ試合の結果はどうなったでしょうか?
次回、試合後編に続きます。