(8)「相手は強いらしい」 2016、6、9
週末に行われる大会が目前に迫ってきました。
いよいよ対戦相手が発表されます。
我が家の息子も対戦相手表をもらって帰ってきました。
が!
その表情はどうしたの????
下を向いたまま、無言です。
「なんかいつもと様子が違う気がするんだけど、どうした?」
そう声をかけると、
「対戦相手が決まったんだ。相手は強いらしいんだよ。」
言葉は重〜い感じでした。
「相手は強い」
先生と先輩の情報です。
「1回戦目に勝てても、
その次の選手も強いって・・・」
まるでもう負けたみたい。
皆さん、本当に相手は強いのでしょうか?
母:「試合をしたことがある相手なの?」
息子:「全然知らない。強いってみんなが言うんだ。」
あらあら。
見たことも、
会ったこともない、
知らない相手に対して、
「もうだめだ。」と思っている息子。
さぁ。いったいどんな声をかけたらいいのでしょうか?
私は、こんな声をかけてみました。
「あなたの得意なプレイは何?」
「あなたが1番「よし!」って思った試合はいつ?」
「自分で勝てる!って試合のときは、どんな気持ち?」
彼自身が自分の良いプレイのイメージをしながら、
母:「その自分を信じていったらいいんじゃないかなぁ。
相手の選手もあなたのことを
「強いかもしれない」って思っていないかなぁ?」
でも、息子の表情は暗いままです。
今朝も、
くら〜い表情のまま6時前に家を出て練習に向かいました。
2日後に控えた試合。
彼はどんなプレイをするのか楽しみです。
試合の勝ち負けは大切なことですが、
彼の、
今まで一生懸命な姿を1番知っているのは、
この私です。
練習試合に負けて悔しい時も、
それを越えて勝ったときの喜びも、
知っています。
自分に打ち勝って試合に望んでくれたなら、
これで十分だと思うのです。
その先の結果がたとえ負けたとしても、
いつでも、どんな時でもあなたを一番に応援しています。