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僕の魔法の右手を手術する(2) 2017.02.24

13年前の私と今の私

 

 

 

RADIANT SMILEの笠原 睦美です。



手術室まで息子を送りながら、

 

 

ふと、



13年前、



生後10ヶ月で受けた手術のときの

 

「私のこと」を思い出していました。




私は食事ものどを通らなくなり、




夢ばかり見て、




もう会えなくなるんではないかと、




涙を流して、




必死に「お願いします。」と頭を下げていました。

 

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手術が終わって、

 

 

「こんなに大変な思いをさせちゃって、ごめんね。

 

 

 どうして、普通の手に生んであげられなかったんだろう。」

 

 

なぜ、私がここに居るんだろう?」

 

 

「どうして、私たちの子どもだったんだろう?」

 

 

「ごめんね、ごめんね。」と泣きながら、

 

 

自分を責める入院生活でした。

 

 

でも、そんなことに誰も気づくことはありませんでした。

 

 

今の私は、




「じゃあね。」




と手を振る息子に




「待っているからね。」




と笑って送る私がいました。




お仕事の連絡を頂いてもすぐに対応できず、




正直に理由を言って、




時間の調節をお願いすると、




「こんな大変なときに大丈夫ですか!」




とみなさんからご心配頂くのですが、




アルフレッド・アドラーさんのお陰で、




課題を分離し、




プラス思考に意識を変え、




困難を克服する活力を与え、




意外と、




この時間を楽しんでいます。




息子が10ヶ月の時の私は、




下ばかり向いて、




足元のことしか見えず、




この世で一番かわいそうな母を演じていたのかもしれません。




「あの時は、あの時で精一杯だったんだよな〜。」




あの時の自分を思い出しながら笑っちゃいました。




子どもたちから、




特に次男から、




本当の




悲しみも、




悔しさも、




辛さも、




喜びも、

 

 

うれしさも、




1人の人として

 

 

尊敬・信頼・共感することも、




親としての喜びを、幸せを、




教えてもらいました。

 

 

彼らに感謝の気持ちでいっぱいです。

 

 

人って変われるものね、、、」

 

 

そんな風に思い起こしていると、





「笠原さん、息子さんの手術が終わりましたよ。」




と声をかけられ、

 

 

あっという間に3時間が過ぎていました。

 

 

「息子にありがとう。」って声をかけよう。

 

 

 

 

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