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思春期の子どもたちと親(1) 2017.02.05

彼の思いは?

 

 

 

 

 

RADIANT SMILEの笠原 睦美です。

 

私の3人の子どもたちの中で、

 

これが思春期のなんだなぁ〜

 

というほど、

 

一番はっきりした思春期を次男と共に過ごしました。

 

彼を取り巻く様々なことにイラつき、

 

自分の意見をぶつけ、

 

軽くあしらわれたり・・・。

 

少しのことで、

 

顔が険しくなり、

 

人と関わろうとしませんでした。

 

何より、

 

人の話が聴けない、聴かない

 

ということが続きました。

 

この時期は、

 

何を言っても、

 

<自分のことを否定する>

 

と思っているのではないかと思います。

 

私たちが対応に困惑するくらいなのですから、

 

周りのお友達や関係してくれる方々を、

 

イラつかせることは度々でした。

 

そんな彼らに、

 

私たち親はどんな対応をしたらいいのでしょうか?

 

私はこの時期、

 

愛と勇気づけの親子関係講座『SMILE』の対応のみでした。

 

しかし息子に対して、

 

冷静になれていたわけではありません。

 

イラついて大きな声を出したことだってあります。

 

しばらく話をしなかったことだってあります。

 

でも、

 

いつでも、どんなときでも私の中に、

 

<共感・信頼・尊敬・勇気>がありました。

 

苦しいのは(息子)なんだ

 

社会・世の中に対して、

 

1人で苦しんでいるのではないか?

 

そう思えた時、

 

ずいぶん楽になったことを覚えています。

 

そんなころ、

 

彼を最大にイラつかせる矛先がありました。

 

息子の言い分がよくわかりましたから、

 

「自分の思いに間違いがないと思うのであれば、

 

言わずにイライラするくらいなら、

 

相手にしっかり伝えたらいい。」

 

そう話し、

 

一緒に先方に出向くこともしました。

 

先方に、

 

「まったく!生意気だ。と思われるかもしれませんが、

 

いいとか悪いとかではなく、

 

13歳の彼らの今の気持ちは、

 

こんなことを感じ取っているのだと言うことをご理解頂きたい。」

 

そう伝えてから彼の思いを伝えました。

 

彼の思うことがすべて伝わったわけではありませんし、

 

「なんて親だ!」と思われたかもしれませんが、

 

人にどう思われるかではなく、

 

自分がどうしたかったのか、だと思います。

 

講座の中でもお話ししますが、

 

「その時の

 

苦しみ、

 

悔しさ、

 

怒り、

 

沸き上がる様々な感情をしっかり味わって欲しい。

 

大人と言われる人たちだって、

 

あなた達と同じ思いをしたことが

 

1度や2度はあったはずなの。

 

にもかかわらず、

 

あなたたちをイラつかせてしまうのは、

 

なぜなんだろう?」

 

と聞くと

 

「忘れてるからだろ?」

 

「そう!

 

今のイラつく気持ちに間違いはないから、

 

忘れず大人になって欲しい。

 

このイラつきを教えてくれるために出逢った人たちは、

 

あなたのこれからの人生に、

 

役に立つ人たちなのだから。」

 

彼に共感し、

 

意見言葉で伝え、

 

思春期と言われるこの時期の

 

彼の心に触れられることはできないだろうか?

 

そう考えながら過ごしました。

 

時は過ぎ、

 

新しい年を迎えた頃、

 

息子が変化し始めていることに気づきました。

 

次回のブログで・・・。

 

 

 

 

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