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親の権利って? 2016.10.09
子どもの人生にどこまで口出しするのだろう?
RADIANT SMILE の笠原 睦美です。
昨日は、
某大学の学生さんと一緒に学ぶ時間を過ごしました。
大学生活を知らない私は、
大学で過ごす時間と、
現役大学生のパワーの触れられることを、
かなり楽しみにしていました。
ところが・・・
私がイメージしていた学生さんはどこにも見当たりません。
表情はどこが曇っていますし、
目は合わないですし、
みなぎるパワーを感じません。
分かち合うとすぐにその理由が分かりました。
数人の学生さんは4年生でした。
10月現在、
「内定をもらっていない。」というのです。
よーく聴いてみると、
「早い時期に内定を貰っていた。」
とも話してくれるのです。
なのに、
なぜ、現在就活中なのでしょうか?
「自分ではこの会社でいい!と思っていたのに、
親の意向に合わなくて,
大反対されて、
泣いて書を破り捨て、
泣く泣く断ったけど、
どうして断っちゃったんだろう。
今、どこも行きたいと思うところがなくて、
モチベーションが上がらなくて、
でも・・・決めなくちゃ。」
私は彼らを勇気づけるより、
現状を理解するのに時間を要しました。
子どもの人生にどこまで口出しをするんだろう?
親にその権利はあるのだろうか?
どこまで親の期待に応えようとするのだろうか?
親の手など振り払い、自分の人生を歩まないのだろうか?
これが現状の親子関係なのでしょうか?
子どもとは言え、
そこまで親が子どもの人生を左右するような権利があるのでしょうか?
カルチャーショックなのでしょうか・・・。
学生さんに、
これ以上関わりことができませんが、
「人間は、自分の行動を自分で決められる(自己決定性)」
の意味を理解して欲しいと心の底から願うばかりです。
この気持ちを何とお伝えしていいのでしょうか。
帰り道の足取りが重かったことは言うまでもありません。
この現状をしっかり受け止めようとしている私です。
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