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自分の意見とお友達の意見 2016.08.05
午後の時間の使い方
RADIANT SMILEの笠原 睦美です。
自然保育のっぱらにお邪魔したときのことです。
帽子をかぶり
リュックを背負った
13人(2〜5歳)の子どもさんが中心となり、
2人の先生が見守る中で、
「園を出発し、
野原を通って、
水遊びのできる公園へ行き、
そこでお母さんたちがお迎えしてくれる」
このルートをどんな時間配分で目的地に行くか、
午後の時間の使い方の論議中でした。
11人は、
野原は通るだけで、
まっすぐ水遊びのできる公園に行ってたくさん遊びたい!と言う意見、
2人のお友達が、
野原で遊んでから水遊びのできる公園へ行きたい!という意見。
なかなか意見がまとまりません。
皆さんならどうしますか?
見守る先生は、
討議が滞りそうになったときにだけ、
「◯◯っていう意見が出ているよ。
もう一度まとめてみてみようか?」と問いかけるのみ。
なかなかできることではありません。
愛と勇気づけの親子関係講座『SMILE』の学びが実践されていることが、
うれしくてなりませんでした。
「遊びたい!っていうから、ちょっと遊んで水の公園に行くのどう?」
うんうん、と頷く子どもたち。
「でも・・・野原であそびたい!」
「・・・・。」
「今日は水の公園に行くよ。」
と年長さんがもう一度まとめると
コックリうなずいて、
野原では遊ばずに、
まっすぐ水で遊べる公園に行くことで、
全員が納得しました。
誰一人、
誰かに任せるのではなく、
自分の意見を伝え、
自分と違う意見も否定せずに受け入れ、
方法を考える姿は、
保育園児とは思えないほどでした。
全員が満面の笑顔で出かけて行きました。
この討議が毎日行われているとのこと、
のっぱらに関われていることに感謝の思いでいっぱいです。
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