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試合に向かう子どもにかける言葉(9)〜眠れない(涙)〜 2016.06.13

明日のことは考えないようにしている

 

 

 

 

RADIANT SMILE の笠原 睦美です。

 

先週末は息子の大会でした。

 

昨年とはちょっと違い、

 

思春期を迎えた息子は試合が近づくにつれ、

 

元気がありません。

 

理由は・・・6月9日のブログをご覧下さい。

 

「早めに寝るよ。」

 

といって自分の部屋に行きました。

 

2時間ほど経ってからでしょうか、

 

2階に行くと私の肩をたたく人がいるんです!

 

ぎゃーーーーーっ!

 

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心臓が口から出るほどの驚きとはこのことです。

 

寝たはずの息子でした。

 

母:「どうしたの?」

 

息子:「違うことを考えて、明日のことを考えないようにしてるんだけど、

 

    ダメなんだ。眠れない(涙)」

 

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母:「そうなのね。

 

   ちょっとお話ししよう。」

 

向かい合って、

 

まず、息子に今の気持ちを正直に話すよう伝えました。

 

その効果については、4月28日のブログをご覧下さい。

 

息子は、

 

「勝てない」と言われた相手に向かう恐怖・不安に

 

支配されていました。

 

息子との会話をすべて書くことは出来ませんが、

 

その気持ちを否定したり、批判したりすることなく、

 

そのままを受け入れ、

 

これから最低でも10回は大会に出場する息子に、

 

お願い口調で伝えました。

 

母:「大会だから勝ち・負けがはっきりするのは当然だよね。

 

  中学生になって初めての試合に出るあなたにお願いがあるの。

 

  明日の試合で、勝ち・負け以上のことを得て欲しいと思っているの。」

 

息子:「勝ち負け以上のことって?」

 

母:「明日の相手は強いって言われてるよね。

 

   その試合中のあなたはどんな気持ちでいるかしら?

 

   責められている時、あ〜だめだーーー。って試合してるかな?

 

   リードしているときは、どんな気持ちかな?

 

   恐怖と不安でいっぱいのあなたが、

 

   明日試合が始って、どんな自分がいるか知って欲しいの。」

 

息子:「試合の結果じゃなくて、勝ち負け以上のことって自分ってこと?」

 

母:「試合中に信じるのは誰かな?」

 

息子「僕自身だよ。」

 

母:「その「僕」を一番勇気づける言葉を教えてよ。」

 

息子:「えっ!?」

 

少し時間がかかりましたが、

 

息子自身が「自分を勇気づける」言葉をみつけ、

 

3回声に出しました。

 

最後に、

 

「今まで一生懸命な姿を1番知っている。

 

 練習試合に負けて悔しい時も、

 

 それを越えて勝ったときの喜びも、全部知っている。

 

 その先の結果がたとえ負けたとしても、

 

 いつでも、どんな時でもあなたを一番に応援しているから。

 

 あなたは、出来る!」

 

表情はみるみる間に明るくなり、

 

「ありがとう。」

 

そう言って息子は、眠りにつきました。

 

さあ!

 

息子は試合から

 

何を学び、

 

どう動いたでしょうか?

 

当日の朝、息子の表情は大きく変化していました。

 

次回のブログでご紹介します。

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