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当たり前の毎日 2016.05.12
友人の突然の訃報
RADIANT SMILEの笠原 睦美です。
私たちは、
朝、目が覚めて、
眠い目をこすり布団からやっと出て、
ご飯を食べて、
会社や学校へ行き、
仕事や勉強をし、
うれしいことや、
楽しいことに大笑いし、
時には(?)
悔しいことや、
不合理なことにイライラし、
面倒な出来事に傷つき、
アー、もうイヤになっちゃたぁー。
そんな気持ちを持って家に帰り、
家族に愚痴ったり、
なだめられて、
「がんばろう。」
「よし!やるぞ!」
なんて色々考えながら、
眠りにつきます。
そして、また、朝が来る・・・。
「そんな毎日が当たり前に来るとは限らない。
だから、毎日を楽しく、精一杯過ごそう。」
と頭では分かっていました。
いえ、私は分かっていたつもりでも、
つもりのままで、本当は分かっていなかった気がします。
先週のことです。
家族でお付き合いのあった友人の訃報が届きました。
数時間前まで、何事もなく、笑ってた彼です。
TVから流れる友人の名前。
私たちが混乱し、動揺していましたから、
子どもたちのショックは言うまでもありません。
奥さんは、子どもさん達は、お父さん、お母さんは、
どんな時間を過ごしているだろう。
そう思うと、すぐに寝付けなかったのですが、
いつの間にか眠って・・・目が覚めました。
「この当たり前に来る次の日の朝が、彼には来ない。」
初めて感じる、何ともいえない疲労感に襲われました。
お通夜・葬儀を終え、
主人が「みんないいかな。」と話始めました。
今日、◯◯さんとお別れをして来たよ。とても信じられないことだよ。
でも、
みんなに分かって欲しい。
今この時間さえ、当たり前に来ることはないんだよ。
明日も、明後日も、必ず来るとは限らないんだよ。
学校だとか、お友達だとか、
色々あるけれど、生きていなきゃダメだ。
誰かの意見に左右されたりせず、
自分がこうしたい!ということを考えながら、
これからの自分の人生を過ごして欲しい。
同じ時間を過ごすとしたら、
どう過ごしたら良いか考えて欲しい。
主人の話を聴きながら、
愛と勇気づけの親子関係講座「SMILE」の一節の
「具体的に何一つお手伝いしてくれなかったとしても、
彼(彼女)が存在してくれているだけで、
あなたの役に立ってくれているのです。」
が頭をよぎりました。
じゃあ、何をしていても良いのか、
そういうわけではありません。
相互尊敬・相互信頼の中で、
彼(彼女)とより良い関係でこの時間を過ごせたら、
どんなに幸せなことだろう。
そう思うのです。
この関係を創る選択は、自分自身の手の中にあると思うのです。
私は、
この時間を今まで以上に
笑って、楽しく、
相互尊敬・相互信頼で送ろうと強く強く決めた出来事でした。
彼の死は、
多くの人に「生きる意味」を教えてくれました。
主人の「生きてなきゃダメだ。」
子どもたち胸の中に、
私の胸に響き渡りました。
ご冥福をお祈りします。合掌
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