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子どもたちが教えてくれること 2016.04.16
私の心のメガネ
RADIANT SMILEの笠原 睦美です。
人にはそれぞれのものの見方・考え方があります。
これをアドラー心理学では、
「私的理論」(自分特有のメガネ)と言っています。
例えば、
周りの人はあまり気にしていないのに、
あの人の
考え方が分からない。
どうしてあんな行動をするんだろう?
そう感じるときに、それは「私的論理」で見ているからです。
子どもたち、
特に思春期を迎える多感な時期の彼らと、
この「私的論理」に気づきながら関わると、
心の中の声が聞こえてきます。
だからと言って、
すべてのことを話してくれて、
すべてのことを理解し、
すべてを知ることは出来ません。
それはそれで良いことだと、私は考えます。
そんな思いで接していても、
私の「心のメガネ」が邪魔をするときがあります。
私には、
「学校の部活は3年間続けるもの」という「心のメガネ」がありました。
それがいいことだと思っていました。
この2年で大きく変化しました。
「部活をやめる」という選択をする子どもたちに対して、
「学校の部活は3年間続けるもの」というこころのメガネを信じ続けることによって、
良くも悪くも子どもたち自身への影響力が大きいということがわかりました。
彼らには、彼らのものの見方・考え方があって、
それがどんな選択であったとしても、
その責任は彼ら自身が取らなければいけないし、
彼らを信頼し続ける私たちでなければなりません。
そこに親の「心のメガネ」指示してしまうと、
大きな歪み(体調を崩したり、心が崩れたり)が起こりかねません。
「僕は決めたよ。」
その眼は本気でした。
自分で責任を取る気持ちが伝わってきました。
そして、自分の意志を伝えきった、その笑顔は晴れやかで、輝いていました。
なのに私ったら、ちょっと顔が引きつっていた気がします・・・。
まだまだですね。
また、子どもたちに教えてもらい、成長させてもらいました。
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