Official Blog
怒ってしまった!そのあとに・・・ 2016.03.03
「素直」なるって?
RADIANT SMILEの笠原 睦美です。
講座・研修で、
「私たちが人とコミュニケーションを取る上で、
コントロール出来たら良いなぁ〜と思う感情は何でしょうか?」
とお聞きします。
おそらく「怒り」ではないでしょうか?
イライラ・ガミガミが、
まるで火山の噴火のように止まらなくなりがちです。
怒りながら、
「この私を誰か止めて〜。」と救いを求めていた経験はないでしょうか?
アドラー心理学を学ぶ前の私は、
子どもたち・職場の新人に「厳しく叱る」ことが良いことだと信じていました。
それが母親の役目、
それが先輩としての威厳、
私について来れないなら仕方がない!
と本当に信じていました。
先日お会いしたお坊さんが、
ご自身がお子さんを怒ってしまったときのお話がとても印象的でした。
お子さん達に
「これからお客さんが来るから、部屋で静かにしていてほしい。」とお願いしておきました。
そのお客さんとのお話も良いお話でなく、ご自身もイライラしていたところに、
静かにして欲しいとお願いしたにもかかわらず、子どもたちが廊下で騒ぎ始めました。
イライラしていた自分の感情も手伝って、
かなりの雷を落とし、
子どもたちは「ごめんなさい。」と部屋に戻っていきました。
お客さんが帰ってからも、自分の気持ちがどうもすっきりしません。
ちょっと怒り過ぎたよな〜と思ったので、
子どもたちを呼んで、
「お父さん、さっきは怒り過ぎて悪かったな。」というと
「いいよお父さん。
お父さんがなんか上手く行かなくて怒っていたのは分かっていたよ。」
そう子どもたちに言われて、
「親・大人たちが感情的に怒っていることを理解した上で、言い訳もせず謝ったのか。」
と思ったら、目頭が熱くなったとお話しになった後に、
大人になって「素直」であることが必要だとよく言いますが、
具体的にどういうことかお分かりですか?
と問われました。
「素直になる」ということをもっと分かりやすく言うと、
大人の色々なプライドを脇に置いて、
小さな子どもが、
悪いことをしたときに「ごめんなさい。」
とてもうれしいことに「ありがとう」
純粋なこの気持ちになることです。
人が怒ってしまうことは悪いことではないから、
怒ってしまったそのあとに、
自分が悪かったなと思ったら、小さな子どもになって
ごめんね。
言い過ぎたね。
悪かったね。
この言葉を口に出せることではないだろうか。
そのあとに、
分かっているつもりでも出来ないなぁ〜と思うでしょ!
それは、
やろうとしていない、もしくはやりたくないだけなんだな〜。
胸にグッサリ突き刺さったお言葉でした・・・。
Official Blog > 怒ってしまった!そのあとに・・・