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看護師を目指すぞ!〜静岡編〜 2015.11.22

教師の道から看護師に方向転換

 

 

 

 

RADIANT SMILEの笠原 睦美です。

 

いまの仕事を始める前は、看護師として勤務していました。

 

現在も1ヶ月のうち何日か看護師としてお仕事をさせて頂いています。

 

今日は診療所勤務の日でした。

 

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この診療所に勤め始めて、今年で23年目になります。


元々、看護師になりたい!という気持ちは全くなく、

 

高校2年生の3月まで教師になるための勉強をしていたある日の朝、

 

自宅で祖母が息を引き取りました。

 

家に戻ると、親戚中から責められている母の姿を今でも忘れません。

 

「もっときちんと見ていたら、もっと早く体調の変化に気づけたのに!」と。

 

私は、自分が目指そうとしている職業は違うのかもしれないと、

 

「家族が困ったときに力になれる職業ってなんだろう?」と強く思いました。

 

家族も周りも驚かす「看護師」の道に方向を変えました。

 

看護学校の資料を集めてみると、入学に条件があることを知りました。

 

全寮制・卒業後3年もしくは5年附属病院に勤務する・年齢

 

いろいろある条件の中で、私が選んだ看護学校は3校。

 

そして、静岡県浜北市にある国立天竜病院附属看護学校に入学しました。

 

せっかく家を離れるなら、チャレンジしてみよう、

 

だから、知り合いも居ず・全く知らない土地・全寮制。

 

この3年間の冒険は、かなりにスリリングなものでした。

 

部屋は、3年生・2年生・1年生の共同部屋。

 

先輩達のポットのお湯入れ。

 

洗濯機の順番取り。

 

今では考えられない、公衆電話の順番取りと時間制限。

 

ほとんど布団に入ることなく、座椅子の上で朝を迎えたり。

 

洗濯物を取り込んで、それを抱えて部屋に戻り、そのまま寝ていたこともありました。

 

もう一度あの生活をして!と言われても、即答でお断りします。(笑)

 

何より、

 

医療の世界がこんなに面白く、私の興味をこれほどにも刺激するものだとは思いませんでした。

 

30冊に及ぶ教科書と資料。

 

ナースキャップ・白衣を着るうれしさ・誇らしさ。

 

病棟で実習の日々。

 

一生の中でこんなに勉強したのは、後にも先にもこの3年間だけです。

 

3年生も半ばを迎え、就職先も決まり、あとは国家試験にパスするだけ!

 

その頃、父が病気で倒れ入院、祖父は高齢、母1人では看護出来ないと連絡が入りました。

 

「帰ってきて。」と言われませんでした。

 

でも、私が看護師を目指す理由は「家族が困ったときに力になれるため」

 

いま、帰るときなんだ。

 

就職を断り、国家試験にパスして、長野に戻りました。

 

母は、私の姿を見るなり、

 

「ありがとうね。」と涙を流して私を抱きしめてくれました。

 

実家の仕事を手伝いながら、素晴らしい2人の医師との出逢いがありました。

 

看護師としての私の道を照らしてくれる出逢いでした。

 

次回看護師を目指すぞ〜長野編〜でお伝えします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 

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