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女の子たちの心の中〜テストが返ってきたんだけど(涙)〜 2015.11.09
この子はきっと自分で克服出来る!
RADIANT SMILEの笠原 睦美です。
学校で行われる定期テストの結果を見て、
親は、
点数が良いと・・・安心
点数が悪いと・・・心配
こんな気持ちになった経験はお子さんのいらっしゃる家庭では、
一度や二度はあると思います。
アドラー心理学ベーシック・コースの時に岩井俊憲先生から、
「心配は・・・・おせっかい」とお聴きしたときの衝撃は今でも忘れません。
ある日のことです。我が家の娘もテストが返ってきました。
娘:「ねぇお母さん、この前のテストが返ってきたんだけど、学年で一番最後だったの(涙)」
母:「お話ししてくれてありがとう。ねぇ、どうしてテストってするのかな?」
娘:「いい点数を取るためじゃないの?」
母:「そっか、あなたはそう思うのね。
お母さんはね、テストって、
自分がわかっていないところを分かるようにするためにあるものだって思うんだよ。」
娘:「えっ!?そうなの?」
母:「良い点数を取る必要がある時っていうのは、高校に入る時や、大学に入るときだよね。
学校のテスト点数が悪いと何かあるの?」
娘:「お母さんは、どうしてこんな点数なの!って怒らないの?」
母:「お母さん、あなたが頑張っていることを一番知っているもの!
分からないところがわかって、どうして怒るんだろう?
この結果を見て一番ショックだったのは、あなたじゃないかしら?」
娘:涙が止まらず
母:「このテストで良い点数を取らなかったら、学校で何かあるの?」
娘:「うーん。(しばらく考えて)算数と英語のクラス分けが決まるかなぁ。」
母:「じゃぁなんでクラス分けってするんだろうね。」
娘:「先生達が分かっていない人と分かっている人を別にして、
そのレベルにあった教え方をするためだと思う。」
母:「今回のテストで、
あなたがわかっていないところが、どうやらたくさんあるっていうことがわかったよね。
どんな勉強が必要かなぁ?」
娘:「うんとね。社会と理科はどうにか1人で頑張る!英語は大丈夫!
でも算数はちょっと1人じゃ無理かなぁ。算数は誰かに教えてもらえる人はいない?」
母:「算数は全部がわからないの?」
娘:「わからないところもあるけど、
それがね計算ミスだったり簡単なミスで点数が取れてないんだよね。」
母:「お母さんに何か手伝える事はあるかしら?」
娘:「もうちょっと頑張ってみて、ダメだったら塾とか行きたいな。」
母:「そう。その時にはまたお話ししてくれる?いいかな?」
娘:「うん!この次はもっと早くからテスト勉強をしようと思うの!
今回、遅すぎた気がするの。そうよ!取りかかりが遅すぎたのよ!
お母さんが言うみたいに本番じゃなくてよかった!」
この頃には、笑顔が戻っていました。
テストの点数が悪かった時に何を求めているのでしょうか?
聴いて欲しいだけ、
一緒に勉強して欲しいだけ、
問題を解きたい!
助けて!
そんなメッセージを受け取りながら毎回のテストを過ごしました。
時にはグズグズして、泣いて、怒って、私をイラつかせることもありましたが、
私の中に、
この子はきっと自分で克服出来る!
この気持ちが常にありました。
すぐには成績は上がりませんでしたが、
1年ぐらいすると学年の中間くらいになり、
「私って結構すごいよ!見て!」と笑顔でイキイキした表情で帰ってきます。
「あら〜ちょっとヤバいかも!」というとき、
「お母さんに何か手伝える事はあるかしら?」と聞くと、
「うん!大丈夫よ。」といって勉強に取りかかる姿があります。
あなたはきっと自分で克服出来る!
いつもエールを送っています。
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