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試合に向かう子どもにかける言葉(3)〜試合中編〜 2015.10.05
勝ちたい!勝つぞ!勝った!
RADIANT SMILEの笠原 睦美です
少し時間が空きましたが、
「試合に向かう子どもにかける言葉」をお伝えします。
試合後編をお楽しみに・・・
とお伝えしましたが、ブログを書いていると長くなってしまいましたので、
試合に向かう子どもにかける言葉〜試合中編〜お伝えします。
試合方式はトーナメント戦です。
負けてしまえばそれで終了です。
1回戦目 、
どんな相手であれ、試合が始まる前から試合結果がわかるような息子の気合いでした。
モチベーションもかなり高かった思いますが、
自分が一番自分のことを信じている、
そんな感じを受けました。
「あいつ、いい顔してるな。」主人がポツリと言いました。
本当にその通り。
結果は3対0のストレート勝ち。
2回戦目、
相手も勝ち上がってきた選手ですから接戦です。
1セット先取、
このままストレートかに見えましたが、
2・3セットは相手が優位に試合を進め、
セットカウント1−2。
4セット目は、
デュースを3度・4度と繰り返し息子が取り、
勝負はフルセットへともつれ込みました。
追い込まれたこの状況の中で子供たちになんと声をかけますか?
そして、皆さんはどんな表情で子どもたちを見ていますか?
私たちはこんな声援をしていました。
いい感じだよー大丈夫!
その調子で次も行くよ!
かっこいい!
観戦している私たちは、この時間を楽しみ大騒ぎ!
そうです!
常に笑顔で!!
それを見た息子は肩震わせて笑っていました・・・。
最終セットは相手が優位でした。
試合中、目が合うたびに私たちは笑顔!
大丈夫だよ!
いいよ!その調子。
態度は変わりません。
そのたびに笑顔を見せる息子。
6−9から逆転勝利をおさめました。
その試合を見て思いました。
リラックスと笑顔。
それも、指導者がそうであればどんなにか勇気が出るだろう。
ある方の講演会で
指導者が「笑顔」でいられるかどうかで試合が決まる!
とお話しされていました。
そして、
プロ・アマ・学生、どのスポーツでも、
試合中に戦っているのは、対戦相手以上に自分自身なんだ。と
3回戦、
相手のペースで一方的に試合が進みましたが、
私たちは、この試合中もこの時間を楽しみ大騒ぎ!
そうです!常に笑顔。
結果は、ストレート負け。
でも、彼の表情はとても晴れやかです。
そして一言。
「勝てない相手じゃない。僕、勝てる。来年は、この大会で優勝してみせる!」
試合を見ていた人たちは、誰1人、彼のこの一言を否定する人はいませんでした。
こんな風に息子のことを書くと、「優秀だ〜」 なんて思うかもしれません。
それは、ちょっと違います。いえ、かなり違います。
宿題の提出率は悪いらしいし・・・ゲームはやめられないし・・・
机の上はぐちゃぐちゃだし・・・はあ〜っとため息をつきたくなります。
でも、「ここぞ!」と言うときに自分の力を出すことが出来る自分を知っています。
「この子の母親になれて、幸せだな。」と思う感動を与えてくれる。
何を持って「いい子」というのか分かりませんが、一般的にいう「いい子」ではありません。
そんな息子がこの3つの試合から、
応援していた先輩・保護者・引率の先生・他校の先生にも変化をもたらしました。
次回、試合後編でお伝えします。
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