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学校前で登校を渋る子どもたち 2015.09.03
よく来てくれたね。
RADIANT SMILE の笠原 睦美です。
『「子どもの自殺」が夏休み明けに集中し、
9月1日にもっとも人数が多く、
ほかにも新学年のスタートが近づいてくる4月の初めや夏休みの終わりにも、
自殺する子どもの数は増えることがわかっています。』
いう記事を目にしました。
何がイヤなんだろう?
どんな気持ちになってるのかな?
正直、
それは都会の話のことなのかなと思っていました。
ところが、、、
9月1日から学校での仕事が続く中で、
夏休み明け数日は、
保護者が車で昇降口前まで連れて来て、
その上、学校に入ることをしぶり、
先生に抱きかかえられて教室に入る光景が多くあったと説明を受けました。
私が行った日からもほぼ毎日、
その場面に出会いました。
支度をして、
カバンを背負い、
学校に来たということは、
適切な行動です。
でも、そこには一切触れず、
なにやってるの!
早くしなさい!
いいかげんにしてよ!
お母さん、仕事を休んできてるのよ!
親は学校に行ったからには、それ以上求めてしまう姿があります。
無理もありません。
その反面、
泣いたり、暴れたりしている子どもたちは、
どうにか学校に入り、
親が帰っていないと分かると、態度や表情を変えます。
「人間の行動には目的がある」とアドラー心理学は言っています。
彼らの目的は一体何なのでしょうか。
そして、
毎日20名以上が体調不良を訴えてくるのですが、子供たちが発するある共通のキーワードに気づきました。
頭が痛い
お腹が痛い
気持ちが悪い
ほぼ全員の子供たちがこの言葉を口しました。
この状況は、現場の先生方は頭悩ませていました。
「本来の業務が出来ません。どうしたらいいんでしょうか?」
何度も質問されましたが、
「アドラー心理学を学びませんか?」
と言うと、
「何かを学ぼうという気力すらありません。」
半ば諦めているのか、
疲労感なのか、
先生方の元気とやる気と活気はどこへ行ってしまったのでしょう?
先生方を勇気づけることが、先のようです。
10月学校の先生方に向けた研修を担当することになりました。
やる気が溢れる私です!!!
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