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何事もない失敗と何事もない思いやり 2015.06.16
イラつきと感謝
RADIANT SMILEの笠原 睦美です。
私には2人の姪がいます。
彼女たちの両親のお仕事の関係で、
生まれた時から長い時間一緒に過ごしました。
熱を出したからと病院に行ったり、
ときには、泣いて「(彼女達は私を「むつ」と呼びます。)痛い事するむつなんて!大嫌い!!」
と怒られながらの点滴をしたり、色々な時間を過ごしました。
私の影響だと姉は言いますが、
2人の姪は医療従事者を目指し、今はそれぞれの場所で活躍しています。
言語聴覚士として働いている姪は、
かなり症例の少ない難しい膝の手術をしました。
手術は成功したものの、
その後の痛みと戦わなければならない現状でした。
なかなかそばで見てあげることができず、
ラインのメールでのやりとりで、彼女を勇気づけました。
でも、苦しむ姪のメールを見ながら、
「あ〜、なんにもしてあげられない(涙)メールじゃ限界があるよ・・・。」
そう感じる事もありました。
手術後の痛み止めの影響で、
胃腸にも影響があり、ますます苦しい時間を過ごし、
その中で彼女は、
言語聴覚士は、患者さんに食事を食べてもらえるようにするのが仕事。
しかし、手術後これだけ食べられない状況を初めて体験し、
もしかしたら、食べれない状況を知らず、
「もう少しがんばりましょう。」
と安易に食事を進めていた自分がいたかもしれない。
これの体験を通して、
自分の医療の技術の幅が広がるのではないか、
様々な状況を前向きに捉える姿は、本当にすばらしいものでした。
手術後のリハビリは、さらに苦痛を伴うものだと予想されます。
一つ一つの出来事を自分の力にしていくでしょう。
彼女からのメールのやり取りの中で、
現場で働いていた看護師の自分の姿を思い起しました。
「むつみたいな看護師さんを養成してよ!」
あなたのこの言葉は、
看護師時代からある
「私は常に患者さんの最大の味方でいたのだろうか?」
私の迷いを払拭してくれました。
2人さん!これからもよろしくね!
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