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お別れのとき 2014.11.20

最期にかける「勇気づけ」の言葉

 

 

 

 

RADIANT SMILE の笠原 睦美です。

 

アドラー心理学を学びながら、病院に勤務していた頃のことです。

私の勤めていた病棟は脳神経外科でした。
 
脳に障害を受けて入院されてきた患者さんの方々は意識がない方が多く、
 
「命に期限があること」を知らされる家族もそう珍しいことではない日常でした。

そんな患者さんの家族からこんな相談を受けました。

最期の日までの時間が限られた中で、
 
 
「お父さんにどんな言葉をかけたらいいでしょうか?」

 
岩井 俊憲先生がいつかおっしゃっていました。
 
『人は祝福されて「生」を受けたのですから、
 
 
祝福して「旅立ち」を送りましょう。』と、、、、。

人はなくなる最後の最後まで五感の中で「聴覚」は残っていると言われています。
 
「今までありがとう」
 
 
「お父さんありがとう」
 
「あなたの子供で幸せだった」
 
の言葉で送られたとしたら天国へ旅立つ人は勇気づけられるのではないでしょうか。
 
 
そして、私はその時を一緒に過ごせませんでしたが、
 
最期のときを「ありがとう」のシャワーで送られてそうです。
 
 
 
 
 

昨夜、20代の頃から私を応援して下さった方が旅立たれました。
 
あまりにも突然のことで、
 
直接ありがとうの勇気づけは伝えられませんでしたが、
 
ありがとうのお別れをしました。
 
 
「Tさんに出逢えて、私は幸せでした。本当にありがとうございました。」
 
 
先に逝っている私の父と、
 
「困ったやんちゃ娘だ!」と笑って下さい。
 
 
合掌
 
 
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