次男が、
中学生の時に、
指導方針に納得が出来ずに、
部活を辞めました。
私としても、
「続けなさい。」
とは言えませんでした。
「最後まで続けなさい。」
と言うのが、
一般的な親の対応なのかもしれませんが、
私は出来ませんでした。
学校以外の卓球チームに所属し、
大人の方々と試合をするようになりました。
中学で1、2位を争っていたレベルとは、
足元にも及ばない高いレベルです。
あっという間に、
彼のやる気は削がれ、
「僕は、一体何のために卓球をやっているんだろう?」
そう、ラインをくれた時もありました。
卓球の力があるだけに、
出しきれない彼を見ていると、
中学時代の私の対応はよかったのだろうか、
一時の感情で、
部活をやめる
と言った彼を、
冷静に考えられるようなサポートがあったのだろうか?
もっといい方法があんなのだろうか?
自問自答していました。
そんな自問自答から2年という月日が経ちました。
世界卓球や
お友達からの影響もあったのでしょうか。
「ちょっと相談があるんだけど。
もう1度卓球をやってみようと思うんだ。」
そう話して来てくれました。
そんなタイミングでしたが、
「あの時のお母さんの対応は、
あれで良かったのかな?
もっといい方法があったのかな?
そういつも考えてる。」
と伝えました。
自分なりに色々考えたところもある事、
誰かの責任ではなく、自分の責任であって、
やめることが、一番の選択だったこと、
今は、順位や学校の名前を背負わず、
強くなりたいと思っていること。
話を聞きながら、
「相手を待つということ」
は忍耐がいることですが、
自分自身が動き出す力の強さを感じました。
あの時の選択は、
私の精一杯でした。
今は、
強くなりたい
そう思う彼の応援団になろうと思います。
いつの日か、
卓球台の前に立つ彼の姿を見る日を
心から楽しみにして待ちたいと思います。