リモートで、
会議や授業が増える中で、
メリット・デメリットがあるのは当然のことですが、
改めて、
対面の大切さを痛感しています。
あくまでも私個人の考えですが、
看護の勉強をする中で、
知識も大切ですが、
五感を使うことも重要だと思っています。
リモートの限界は、
この「五感」が使えない事です。
これは、
テレビの報道でも同いことが言えるのかもしれません。
患者さんの状態を映像でみるて、
そこから観察し、
学びを深めていくことも可能です。
例えば、
訪問日は、
気温30℃
湿度85%
患者さんのお宅に訪問すると、
窓は締め切られ、
クーラーは止まってます。
ご本人は、
汗を滲ませながら、
「今日は寒いねー」
とダウンジャケットを着ていました。
この状況をお聞きになって、
どんなことを想像したでしょうか?
「蒸し風呂のようになってる。」
「なんだか、すごい空気。」
などと、
いろいろ想像はできます。
ただ、
「その場所にいるからこそ感じること」
がそれぞれの方にあるはずです。
それが、
共感することに繋がります。
この、
「その場所にいるからこそ感じること」
が理解しにくいことが、
今後どんな影響を及ぼすのかはわかりません。
「体験していないから、わからないよね。」
では済まされません。
体験していない事を
どう学びに繋げていけるかは、
指導する私の力量にかかっているのだと思っています。
できる限り、
似た体験を引き出す事から始めています。
これが、
正解なのかは、
私も分かりません。
今できる、
精一杯のことを、
提供しています。
理解してもらうことは、
本当に大変なことです。