認知症の母が巻き起こす、
様々な失敗や、
認知症ならではの行動を
我が家は、
「おばあちゃんのいたずら」
と呼んでいます。
名づけ親は、
私です。
「問題行動」
と言うよりは、
ユーモアがある気がして、
そう名づけました。
仕事から戻ると、
コロナの影響で
リモート学習の子供たちから
今日1日の
おばあちゃんのいたずら発表です。
その内容は、
笑い事でないものもありますが、
「おばあちゃんのいたずら」
ですから、
顔を引きつらせながら、
みんな笑っています。
認知症の方に関わる時に、
「怒ってはいけない」
と言うことが大切です。
しかし、
「怒らないなんて、
そんなことは言っていられない」
これが現状です。
時々、
私自身も、
いたずらだと分かっていても、
イライラしてしまうのですが、
ある時、
「お母さんがそんなにイライラしても、
おばあちゃんは、
何にも覚えていないよ。」
そう子どもたちに言われました。
「だってね。
いたずらしたでしょ!
って言うと、
エヘヘ
っておばあちゃん笑ってるもの。
おばあちゃんのいたずらだもん、
どうだってよくない?」
子どもたちから、
その言葉を聴いて、
はっとしました。
親の介護から多くのことを学ぶことになりそうです。
「おばあちゃんのいたずらだもん、
どうだってよくない?」
この言葉で、
肩の荷物が軽くなったのは、
言うまでもありません。